2008年07月31日

仏教豆知識―行事編

お盆のいわれ

お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。インドの
サンスクリッド語の「ウラバンナ」を感じで音写したものです。

 お盆は、お釈迦様の弟子である目連尊者の話に由来しています。
目連尊者はお釈迦様の弟子の中でも一番の神通力の持ち主で、
ある日、亡き母が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのを知りました。目連
尊者はお釈迦様にどうしたら母を救えるのか相談したところ、多くの
人に施しをすれば母は助かると言われました。
 そこで目連尊者は夏の修行期間が明ける7月15日に、多くの僧達
に飲食物を施しました。するとその高徳により、母は極楽往生がとげ
られたのです。
それ以来旧暦の7月15日は先祖に感謝を捧げ供養をつむ日となった
のです。

 明治になり新暦が採用されると、それまでお盆の行事を行っていた
7月15日では当時最も多かった農家の人たちの忙しい時期と重なって
しまい都合が悪くなったのです。そこで、お盆を通常よりも1月遅らせ、
現在の8月15日をお盆として、先祖の供養をするようになりました。




Posted by よっちゃん at 19:31│Comments(0)
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